シュリンクの革


 

豚革は牛革と比べてキズがとても多いので、量産で使うとなるとキズを目立たなくする加工が必要になってきます。加工には2パターンあります。型押しと言われるプレス加工と薬品によるシュリンク加工。前回は型押しと言われるプレス加工をご紹介しました。今回は薬品によるシュリンク加工のご紹介を致します。

 

 

前回の型押しについて、ご興味のある方はこちらもどうぞ。

型押しの革

https://otlmindshift.com/blogs/column/kataoshikawa

 

 

 

 英語で「縮む(Shrink)」を意味するシュリンクの名を冠するシュリンクレザーは、鞣しの段階で革を特殊な薬品につけることで、革の表面を収縮させて独特のシボ加工を施した革になります。前回ご紹介をしましたプレス加工は、どうしてもプレスで圧力をかけるために硬めの革に仕上がります。一方で今回ご紹介するシュリンクレザーは、薬品によって革を縮めて作る手法なので、革の風合いを残しつつ、ソフトで革らしい革を作ることが出来ます。

 

 

 

シュリンクレザーの面白いところはどのように革が縮むかわからないことにあります。お腹のようなやわらかい繊維の部位と背中のようにかたい繊維の部位では縮み方が違います。もっというと一頭一頭は生き物なので繊維質がすべて違います。逆に言うと同じ革を作ることが不可能です。それぞれ一枚一枚個性的な革が出来上がるのがシュリンク加工の面白いところです。シュリンクレザーは、部位が収縮することによってふぞろいの凹凸が出来ます。そのため革のキズを目立たせない革を作ることが出来ます。

 

 

革らしい素材を使用したいと願い、豚革をゼロから作ってきました。アトル/マインドシフトLIGHT OF MY LIFE用の主素材である革は、牛、馬、など様々な革を検討したあとに最終的にシュリンクのブタ革に落ち着きました。ここからまたさらに探求をしていくことになります。続きはまた。

 

 

 

 

LIGHT OF MY LIFE

 https://otlmindshift.com/collections/light-of-my-life

 

 

 作り手である私たちはただモノを作るだけではなく、商品が出来るまでの情報ももっともっと丁寧にお伝えしていくことがとても大切なことだと思っています。素材の違いや作りの違い、メリットやデメリット、それらを作るモノ作りの背景、そして何よりも作り手の想いなどを様々な角度からこのコラムを通じてお伝え出来ればと思っております。

 

 

 

 

「さぁ、意識を変えていこう!」
OTL/MIND SHIFT
 

私たちは今までの常識にはとらわれず、意識をかえて、みかたをかえて、考え方をかえたアトル/マインドシフトらしい新しい切り口の商品をこれからも作り続けていきたいと思っています。

 

 

 

 

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