「圧倒的に軽いレザーバッグを作りたい!」そんな無茶振りなテーマからこのプロジェクトはスタートしました。それにはまず最優先に取り組むべき課題は、主素材である軽い革を探すことでした。答えはハッキリとしています、ナイロン素材よりも軽い革素材さえ見つければ問題は即解決になります。しかし口で言うほどそんな簡単な問題ではありません。特に使う素材が天然の革素材となるとなかなか難しい問題が絡んできます…。
革素材とひとことでいっても種類はさまざまです。主にバッグでは牛革、豚革、馬革、山羊革、鹿革、爬虫類革などが使われることが多いです。デザインや使う用途、流行などによって革を選択しています。そんな革のバリエーションの中で、最も一般的で供給量的にも安定をしているのが牛革になります。量産をすることを前提としてまずは牛革をベースに検討をしていくことにしました。
少しだけ専門的なお話になりますが、「革がなぜ重いのか?」改めてこの問題から考えていきたいと思います。その原因はやはり革の厚みにあります。通常私たちが使用している牛革は2ミリぐらいの厚みがあります。この革の厚みが原因でバッグを重たくしています。「それでは革を薄くすれば軽くなるのでは?」単純に革の厚みを1ミリにすれば重さは半分になります。革の厚みを0.5ミリにすれば1/4の重さになります。この薄くした革でバッグを作れば、おそらく理想的でとても軽量な革バッグが出来ると思います。しかし、ここで大問題になるのが強度の問題です。強度はバッグにとって最も重要な部分になります…。ファッション性や機能を求める前にバッグはモノを運ぶという道具としての機能が最も重要な部分になります。モノを運ぶには強度が必要になってきます。
強度のお話はまた次回に…。
LIGHT OF MY LIFE
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作り手である私たちはただモノを作るだけではなく、商品が出来るまでの情報ももっともっと丁寧にお伝えしていくことがとても大切なことだと思っています。素材の違いや作りの違い、メリットやデメリット、それらを作るモノ作りの背景、そして何よりも作り手の想いなどを様々な角度からこのコラムを通じてお伝え出来ればと思っております。
私たちは今までの常識にはとらわれず、意識をかえて、みかたをかえて、考え方をかえたアトル/マインドシフトらしい新しい切り口の商品をこれからも作り続けていきたいと思っています。
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